ある船頭の話-あらすじキャスト/ロケ地と評価感想をcheck!オダギリジョー長編映画初監督作

オダギリジョーが長編映画の初監督を務めた作品が満を持してついに公開!

脚本は監督ご本人が10年前に書き留め、温めていたオリジナルストーリー。

静かな山あいの川辺に住む、ひとりの船頭を通して見つめる人間の根源を描いた極上の物語です。

今回は『ある船頭の話』をご紹介します♪

スポンサーリンク

あらすじ

時は明治後期から大正。美しい緑豊かな山あいに流れる、とある河がこの物語の舞台です。

川辺の質素な小屋にひとりで住み、村と町を繋ぐための河の渡しを生業にしていた船頭のトイチ。
日々黙々と舟を漕ぎ、慎ましく静かな生活を送っていたトイチの舟に、ある日何かがぶつかります。

流れて来たのは一人の少女。
トイチは少しの間その少女の様子を見てやることにしますが同じ頃、渡し舟の客から奇妙な惨殺事件の噂を耳にします。

少女の存在はトイチの孤独を埋めてくれていましたが、その一方でトイチの人生を大きく狂わせてゆくことに……。

いったい少女はどこからやってきたのか・・? どんな過去を背負っているのか・・? 

キャスト

監督・脚本:オダギリ ジョー

出典:映画.com

2003年、第56回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された黒沢清監督の『アカルイミライ』で映画初主演を果たしました。以降、『あずみ』(03/北村龍平監督)、『血と骨』(04/崔洋一監督)、『ゆれる』(06/西川美和監督)、『東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜』(07/松岡錠司監督)、『舟を編む』(13/石井裕也監督)などで数々の俳優賞を受賞。海外作品にも多数出演しています♪

近年の出演作は『オーバー・フェンス』(16/山下敦弘監督)、『湯を沸かすほどの熱い愛』(16/中野量太監督)、『エルネスト』(17/阪本順治監督)、『ルームロンダリング』(18/片桐健滋監督)など。

テレビ朝日系列の連続ドラマ「帰ってきた時効警察」(07)第8話では脚本、監督、主演の3役を務めました。

撮影監督:クリストファー・ドイル

出典:映画.com

オーストラリア・シドニー出身。83年、エドワード・ヤン監督の『海辺の一日』で撮影監督デビュー。

ウォン・カーウァイ監督作で、94年『楽園の瑕』でヴェネチア国際映画祭金のオゼッラ賞(撮影賞)、00年『花様年華』でカンヌ国際映画祭高等技術院賞を受賞、17年にはカンヌ国際映画祭でピエール・アンジェニュー賞を受賞しています。その他の主な作品に『花の影』(96/チェン・カイコー監督)、『HERO』(03/チャン・イーモウ監督)、『レディ・イン・ザ・ウォーター』(06/M・ナイト・シャマラン監督)、『リミッツ・オブ・コントロール』(09/ジム・ジャームッシュ監督)などの有名作品が多数あります。

オダギリジョー主演『宵闇真珠』(18/ジェニー・シュン共同監督)でもメガホンをとっています。

トイチ役:柄本 明(Akira Emoto)

出典:タレント・ザテレビジョン

76年に劇団「東京乾電池」を結成し、座長を務める

98年、ンゾー先生』(今村昌平監督)で第22回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞をはじめ、その年の映画賞を総なめに。03年『座頭市』などで第58回毎日映画コンクール男優助演賞受賞

実力派俳優として、映画のみならず舞台やテレビドラマに多数出演しています。

11年、紫綬褒章と芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。15年には第41回放送文化基金賞番組部門「演技賞」受賞

シン・ゴジラ』(16/庵野秀明総監督、樋口真嗣監督)、『万引き家族』(18/是枝裕和監督)の出演も記憶に新しいところです。映画主演は本作が11年振りとなります。

少女役:川島鈴遥(Ririka Kawashima)

2010年、TBSドラマ「特上カバチ!!」でデビュー
以降、NHK大河ドラマ「八重の桜」(13)、Huluオリジナル連続ドラマ「フジコ」(15)、WOWOW連続ドラマ W「賢者の愛」(16)、CX系ドラマ「ウツボカズラの夢」(17)、映画『望郷』(17/菊地健雄監督)などに出演。

その他「ブルボン 濃厚チョコブラウニー」などのCMや舞台でも活躍。本作ではオーディションを経てヒロインの少女役に抜擢されました♪

源三役:村上虹郎(Nijiro Murakami)

14年、第67回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作『2つ目の窓』(河瀨直美監督)で俳優デビュー。15年「書を捨てよ町へ出よう」(藤田貴大演出)で舞台初出演初主演を飾り、以後、舞台「シブヤから遠く離れて」(16/岩松了演出)、TBSドラマ「仰げば尊し」(16)、「この世界の片隅に」(18)などに出演し活躍の場を広げています。

映画では『武曲MUKOKU』(17/熊切和嘉監督)で第41回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。その他『ディストラクション・ベイビーズ』(16/真利子哲也監督)、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(17/廣木隆一監督)、『犬ヶ島』(18/ウェス・アンダーソン監督/声の出演)、『ハナレイ・ベイ』(18/松永大司監督)、『銃』(18/武正晴監督)、『チワワちゃん』(19/二宮健監督)、『楽園』(19/瀬々敬久監督)、『“隠れビッチ”やってました。』(19/三木康一郎監督)などにも出演しています。

建築関係の男役:伊原剛志(Tsuyoshi Ihara)

83年、舞台「真夜中のパーティー」で俳優デビュー。
NHK連続テレビ小説「ふたりっこ」(96)でヒロインの幼なじみ役を演じ全国的な知名度を得る。
NHK連続テレビ小説「花子とアン」(14)に出演、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」(15)で坂本龍馬役を好演。
映画では『硫黄島からの手紙』(06/クリント・イーストウッド監督)、『汚れた心』(11/ヴィセンテ・アモリン監督)、『ラスト・ナイツ』(15/紀里谷和明監督)などの海外作品から『超高速!参勤交代』シリーズ(14・16)、『ストレイヤーズ・クロニクル』(15)、『家族の日』(16)などの邦画、シンガポール・日本・フランス合作『家族のレシピ』(19)に出演するなど幅広く活躍している。

馴染みの客役:浅野忠信(Tadanobu Asano)

出典:映画.com

90年『バタアシ金魚』でスクリーンデビュー。
『地球で最後のふたり』(03)で第60回ヴェネチア国際映画祭コントロコレンテ部門主演男優賞を受賞。11年『マイティ・ソー』でハリウッドデビュー

さらに『私の男』(14)で第36回モスクワ国際映画祭最優秀男優賞を受賞
カンヌ国際映画祭においては主演作である『岸辺の旅』(15)が「ある視点」部門監督賞、『淵に立つ』(16)が「ある視点」部門審査員賞を受賞
自身もアジア・フィルム・アワードで、史上初となる2年連続(第10回、11回)受賞を果たすなどワールドワイドに活躍しています。

商人役:村上 淳(Jun Murakami)

出典:映画.com

『ぷるぷる天使的休日』(93/橋本以蔵監督)で映画デビュー。

『ナビィの恋』(99/中江裕司監督)、『不貞の季節』(00/廣木隆一監督)、『新・仁義なき戦い。』(00/阪本順治監督)の3作品で、第22回ヨコハマ映画祭助演男優賞を受賞

近年の主な出演作に『blank13』(18/齊藤工監督)、『友罪』(18/瀬々敬久監督)、『パンク侍、斬られて候』(18/石井岳龍監督)、『ここは退屈迎えに来て』(18/廣木隆一監督)、『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』(18/大森立嗣監督)、『銃』(18/武正晴監督)、『ウィーアーリトルゾンビーズ』(19/長久允監督)、『空母いぶき』(19/若松節朗監督)などがあります。

芸妓役:蒼井 優(Yu Aoi)

99年にミュージカル「アニー」で舞台デビュー

01年に『リリイ・シュシュのすべて』(岩井俊二監督)で映画デビューを果たす。
以降、『花とアリス』(04/岩井俊二監督)、『ニライカナイからの手紙』(05/熊澤尚人監督)などで主演を務め、『フラガール』(06/李相日監督)では第30回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞と新人俳優賞を受賞した他、数々の賞を総なめにしています♪

ロケ地

オダギリ監督は2017年夏に約1週間をかけて新潟、山形、福島、宮城、岩手…とスケジュールの合間を縫って車でロケハンをしてまわりました。
一度のロケハンではなかなか決めきれず、雪が積もっているところも見てみたいということで2018年1月に再度ロケハンしています。

2018年4月、ロケ地は山深い場所で、猛々しい岩場、対岸には緑があったこと、そして夕日の美しさが決め手になり新潟県東部にある阿賀野川に決定!ただ撮影の条件としてはとても悪く、歩くのも大変な岩場でカメラポジションひとつ変えるのも一苦労するような場所でした。

2018年7月21日、新潟・阿賀野川流域でクランクイン。
真夏のロケ地は太陽が容赦なく照りつけ、木陰もほとんどなく、さらに困難を極めたのは肝となる舟の操作でした。
実際は渡し舟ができるような川ではなく、川幅は約70mで流れも速く深さは12m。
それに水の量や流れも日々変化する中で試行錯誤しながらの夏編は8月29日まで約35日間に及びました。

冬編は2019年1月7〜11日まで新潟・阿賀野川と福島只見川で撮影。
夏とは打って変わって氷点下の極寒の中での撮影に挑むことに。クランクアップは福島・奥会津にある霧幻峡(むげんきょう)で迎えました。

キャリア豊富な撮影監督のドイルも「人生の中で最もハードな撮影だった」と語っています。

評価・感想まとめ

Twitter

こだわり抜いたロケ地だけあり、ずっと見ていたいと思えるほど自然の景観がとても素晴らしく心が洗われます♬

素朴な暮らしを送る船頭に最初はほのぼのと見ていられますが少女が現れてからは次第にサスペンス色が強くなっていき気が付けばぐいぐいと物語の中に引っ張り込まれていきます。

蝉の声、川の流れる音やアルメニアのピアニストを起用した音楽がこの作品の抒情的な雰囲気を引き立てているのでサウンドにも注目。

そして作品の冒頭では予想もつかなかった衝撃のラスト!見ている間も見終わった後も人間の根源について色々と考えさせられる、そんな余韻が残る作品です☆

映画公開情報

日本公開:2019年9月13日(金)
劇場:新宿武蔵野館他 全国公開
出演:柄本明、村上虹郎、川島鈴遥、伊原剛志、浅野忠信、村上淳、蒼井優他
脚本・監督:オダギリジョー
撮影監督:クリストファー・ドイル
衣装デザイン:ワダエミ
音楽:ティグラン・ハマシアン
公式サイト:http://aru-sendou.jp/
公式Twitter:https://twitter.com/sendou_jp

タイトルとURLをコピーしました